月岡温泉「摩周」が本当に癒しの温泉だった

新潟方面に出張があり、その夜は新潟市にある月岡温泉に泊まる。泊まった宿は「摩周」というちょっと変わった名前の宿だ。最初にその名前を見たとき「魔境」に見えてしまいちょっとやばいところかと思った。

「摩周」といえば北海道にある「摩周湖」しか思い浮かばない。ここは新潟だけれどもいったいなんの関係があるのかと不思議だったが、ちゃんと理由がある。

新潟出身の創業者夫婦が、戦前に北海道へ開拓民として移民し摩周湖付近に住んでいたそうだ。開拓民時代はものすごく大変だったらしく、辛い思いをすることが多かったそうだが、その辛さを摩周湖を見ることによっていつも癒されていたという。しかし、戦後、住んでいたところが自衛隊の駐屯地になるということでそこを離れなければならなかった。そして、新潟に戻ってきて温泉宿を開いた。そのとき、自分たちが摩周湖を見ることで癒されたように、温泉にきたお客さんが癒されて欲しいという思いを込めて「摩周」という名前にしたとのことだ。う〜ん、すてきな物語だ。

全てにおいてオシャレな建物

それでは温泉旅館「摩周」に到着する。笑顔の素敵な男性従業員に出迎えられた。エントランスは着飾られてはいない、どぎつい旗とかも立てられていないいたってシンプルな外観だ。

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ロビーに行くとその荘厳さにまあびっくり。シックで落ち着いたたたずまい、不必要なものをそぎ落とし、シンプルだけれども存在感があるなんともいえない作りになっている。基本ミニマリストの私にとって最高の環境だ。また、奥に見える庭もいい。雪景色一色だけれどもそれも趣がある。

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ロビーから各部屋などに続く廊下なのか広場なのかわからないけど、すごく立派な作りの通りがある。ここもまたスッキリとスッーとした感じの雰囲気である。

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エレベーター近くにある戸棚のうえに花瓶がある。この温泉にはこのようにところどころ花が置いてあり、すべて生花である。

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自分が泊まる部屋は4階にあり、各部屋の名称は番号ではなく季節にちなんだ花の名前がつけられている。最近物覚えが悪くなった自分にはほんとうに助かる。この前などビジネスホテルで312号と213号の区別がつかず何度もまちがえた。ちなみに今回の部屋の名前は「さくら」である。

部屋にはいるとものすごく驚いた。こんなに広いのっ!という感じである。

和室があり、

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ソファがあり、

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カウンターがある。

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なんと内風呂もある。ただし、これは温泉ではなくただの水道水とのこと。

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そしてちゃんとベッドルームもある。

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まあ、自分で選んでおきながら驚くことはないのだけれど、あらためてみると感動してしまった。

さすがにここは4階ということもあり眺めがすばらしい。

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大浴場はもちろん女湯と男湯があるのだけれど、朝と夜に入れ替わるようになっている。

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温泉が最高!

ここの温泉の露天風呂は、いかにもこれが本物の温泉だ!というくらい硫黄のにおいがすごい。水の色も、あれが硫黄の色なのかどうかわからないけど、少し緑がかった独特な色合いだった。しかしまあ、ここまでいかにも温泉らしい温泉は、はじめてである。そしてそれがまた、本当にお肌に身体にめちゃくちゃ効果がありそうな雰囲気で、入ったあとの気持ちよさがハンパない。また、お湯加減がすごく良く、おそらく37、8度くらいだろう、いつもなら熱くてすぐのぼせてしまい烏の行水のようにものの5分で上がってしまう自分ですら余裕で20分ほど入ることができた。

入ったあとはほんとうにお肌スベスベ、慢性的な腰痛もホントに痛みがやわらぐ効果てきめんな温泉である。また、上がったあとのジワジワくるポカポカ感がすごく気持ちいい。

料理長のおもてなしがうれしい!

さて、温泉のあとはもちろんごはんである。わたしは大の肉好きなので村上牛をメインとしたちょっと贅沢な料理コースにした。お値段は内緒であるが、すべて会社の経費である。みなさん、ありがとう。いちいち説明するのもめんどくさいので画像だけ。

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コース料理の半ば過ぎに料理長がやってこられていわゆるサプライズ料理を持ってきてくださった。いちごの三兄弟である、しらないけど…。

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全般的に量は少ないかなと思ったけれども、いやはやすべて食べるともうお腹がパンパンである。ごちそうさまでした、みなさま、ありがとう。

というわけで、あいもかわらず仕事をしにきたのか温泉に来たのかわからないのだけれども、これからは休みがなくなるくらいの忙しさを考えると、まあ、いいか、と自分を納得させて、たらふくお酒を飲んで寝た。

「摩周」は一番のお気に入り

さまざまな温泉にいったけどもここ「摩周」の温泉は1番のお気に入りになった。もちろんサービスもサイコーである。どの従業員さんも作られたものではない自然な笑顔で対応してくれて本当に癒された。いまだに創業者の思いが伝わる癒しの旅館である。