「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」が過去のわたしの栄光をことごとく打ち砕いた話

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我が家には任天堂スイッチがある。最初は娘が「スプラトゥーン」をしたいがために買ってあげて、娘がスイッチを独占していた状態だった。しかし、息子が大好きなユーチューブで「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」の動画をみつけ、あんな機械音をしたくだらない、うるさい動画のどこがいいのかわからなかったがずっと見ていて、あるとき任天堂スイッチの「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」がほしいといいだした。

だいたい子供の好きなものを買ってあげるときは、誕生日かクリスマスと相場が決まっているので、息子には「じゃあ、誕生日プレゼントとして買ってあげる」と言ったのだけれど、「いやだ、いま欲しい、だから誕生日プレゼントはいらない」という。いやいや、あんた、去年も「任天堂のDSが欲しいから今日買ってくれ、誕生日プレゼントはいらないから」と言って、誕生日になったら「そんなこと言っていない」と大暴れして誕生日プレゼントもちゃっかりと買ってもらったじゃないか。と思ったのだけれど、今回はマジで言い聞かせて仕方なく「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」を買ってあげた。だが案の定、誕生日になったら「そんなことはいったかもしれないけれど、約束はしていない」などとヤクザまがいのイチャモンをつけて、母親に任天堂DSのソフトを買ってもらったのはいうまでもない。

ゲームでいつも兄弟ゲンカ

そんなこんなで娘の独占状態だった任天堂スイッチは、学校の時間割みたいにこの日のこの時間は娘、この日のこの時間は息子が使っていいというふうに使い分けられるととなった。しかし「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」というのは対戦ゲームでもあるので、娘と息子がよく対戦するようになった。でもさすがは娘である。とことんスプラトゥーンで鍛えたコントローラさばきと反射神経で、息子をいつもコテンパンにしてしまう。息子は負けず嫌いの短気なので、いつも負けると娘に食ってかかるのでケンカが絶えない。

それはそれは本当によくケンカをする。たかがゲームでそんなに言い合うかね、というくらいケンカするので、普通はゲームって楽しむものじゃないの?という常識を持っている私にはまったく理解不能である。「何でそんな卑怯な攻撃する!一回死ねよ!」とか「ちょっと待ってくれって言ってるのに!」とか息子は突っかかると、娘は娘で「そんなの知らないし、勝手にルール作るな!」「お前が弱すぎるんだよ!」とか、あなた、女の子?と育てた本人が不思議になるくらい罵詈雑言の応酬となる。それでも毎日対戦をしているので、まったく奴らの気持ちがわからない。そんなにケンカするくらいならしなければいいと思うんだけれど、子供の世界だからほっといた。

父親の息子への挑戦

しかし娘と息子の実力が開きすぎて、息子は勝つこともあるがけっこう負けてしまうので面白くないのであろう、あるとき私に「お父さん、いっしょにゲームをしよう」という。そう、おそらく息子の中では「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」であれば、私を打ち負かして優越感にひたれると思い、誘いをかけてきたのである。息子よ、カン違いするなよ、ゲーム暦30年の年季をあなどるなよ。

子供たちのゲームを見ているとき思ったのだけれど、「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」なていう、こんなもん、ファミコンからスーパーファミコン、PCエンジン、ゲームボーイプレイステーションプレイステーション2、などなど数々のゲーム機とソフトを攻略してきた私にとって、そんなものをすることはわけがないと思った。最盛期のマイク・タイソンのように貴様など瞬殺してやると、かなりの、ものすごい自身があった。

というわけで娘に負け続けの息子に遠慮して、「そうだなあ、それじゃあ、しようか?でもお父さん、弱いと思うぞ」と謙遜したけれど、心のなかではそれはそれは余裕をぶちかまし、ほくそ笑んでいたのはいうまでもない。

こんなにボタンがあるのか

そして、コントローラを貸してもらい「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」のチュートリアルみたいなもので操作方法を学ぶ。しかし、練習しようとコントローラーを持つとすごい違和感がある…。あれ?スイッチのコントローラってこんなにボタンがあるの?

見て知っていたけれど、任天堂スイッチのコントローラにはものすごい数のボタンがある。ファミコンだと十字キーとA,Bボタンのみ、プレイステーションでもR,Lボタンが増えたくらいだった。しかし、スイッチのコントローラーは十字キーあるだけではなく飛び出たボッチみたいなジョイスティックなるものが2つもあるし、A,BボタンどころかX、Yボタンもあり、R、LどころかZR,ZLなど増えている。そして実際コントローラーを持つとなにがなんだかわからなくなるのだ。

もうほんとうにコントローラーの使い方がわからなかった。しかし、そこは父親としての威厳があるので、めちゃくちゃではあるがなんとか操作をできるようにして「よし、わかったぞ、やるぞ!」といって「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」をしはじめてしまった。

子どもにコテンパンにされ、いじける

ボロ負けである。13回対戦して全敗である。ゲームの最中、自分が何をしているのかまったく理解できなかった。どのボタンで攻撃し防御しているのか、まったくわからなかった。適当に操作しようにも、息子は動きを読み的確に攻撃してくる。正直いうと一撃も与えられなかった感じだ。最後は指、手首が痛くなり、まだしたいという息子のお願いを無理やり、少し怒りながら断り、屈辱にまみれながら泣きそうになりながら私は寝室へ引っ込んだ。

現在練習中

私が年を取ったからだろうか…。それともハイテクに囲まれた子供たちが進化しているのか…。その日はなかなか眠れずに考え込んだのは言うまでもない…。それからというもの、平日の休みの日に子供たちが学校へ行っている間、いそいそと「大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル」を練習している。あした土曜日で私も子供も休みなので、息子に挑戦状をたたきつけるつもりだ。

 

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch