セブンイレブンのオーナーが本部と対立!ロイヤリティは高いし、営業時間は決められない「オーナー」という名ばかりの奴隷制

コンビニ大手のセブンイレブンのエゲツなさはいろいろ言われているが、それに関連したニュースが流れていた。

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大阪のセブイレブンのオーナーが人手不足で24時間営業が難しいから、営業時間を時短してくれと頼んでいるが、本部は一切認めない。また、もし営業時間を短くすれば、契約解除、違約金として1700万円支払うことになるよという、本部側の脅しとも取れる通告があったという。

あとから述べるこけど、まあ、オーナーは経営者のことでしょ?一国一城の主でしょ?なぜ営業時間も決められないのと不思議に思う。

それと24時間営業なのだが、あれは本当に大変だと思う。夜に近所のコンビニに買い物に行き、名札を見ると「店長」とか「オーナー」とかかれた人がいつもレジに立っていて、すごく疲れきっている。ちゃんと時給を上げてバイトでも雇えばいいのにと他人事ながら心配するが、じつは、バイトを雇えない止むに止まれない事情があることがわかった。

セブンイレブンの「ロイヤリティ」がエゲツなく高い!

今回のニュースのようにコンビニの深夜営業は問題になるけれど、ドラッグストアーやスーパーなどでその手の問題は聞かない。何がちがうのか簡単に調べたらわかった。その利益構造にあったのだ。

セブンイレブンフランチャイズ店は、本部に「ロイヤリティ」を払わなくてはならない。このロイヤリティとは、セブンイレブンという看板を掲げ、セブイレブンの開発した商品を扱うための使用料みたいなものだ。そして、そのロイヤリティとやらが、なんと「粗利高」の43%も払わなくてはならないという。

じつは、ものすごくカン違いしていたのだけれど、コンビニの「ロイヤリティー」は、「売り上げ」から「仕入れ原価」を差し引いた「粗利高」、そして「粗利高」からそのお店の「経費」を指し引いた「営業利益高」からロイヤリティが支払われると思っていた。だからいつも「コンビニの粗利高ってものすごく高いのだから、人ぐらい雇ったって問題ないだろうに」と簡単に思っていたが、ちがうのだ。

お店が稼いだ「粗利高」の半分近くも本部がもっていってしまう。お店側は残りの粗利から経費を払わなくてはいけない。比較はできなけれど、自分の会社が半分近くの粗利を持っていかれて、運営していくことはほぼ不可能だ。

また、10時以降の深夜労働には割増賃金がかかってくる。なんと割増率基本給の50%アップである。基本時給1000円だとしたら、500円アップの1500円となる。ひとり雇ったとしても、1.5人分の時給を払わなくてはならない。深夜だから日中のような売り上げは見込めないから、すごい負担になることだろう。

ドラッグストアーなどのほかの店であれば、稼いだ粗利を丸まる経費に使える。しかし、コンビニでは粗利の半分を本部に持っていかれる。また深夜の割増賃金もでかいので、コンビニでは人を雇うよりはオーナー自身で働くことで経費節減をしているわけなのである。

オーナーという名ばかりの奴隷制

よく飲食店などで、従業員が名ばかりの「店長」という肩書きをつけられ、労働基準法に照らして管理職だから、残業代を払わなくていい立場にさせられ長時間働かされるという、あこぎな経営をしている会社がある。これと同じようなことがコンビニでも行われている。

なんせオーナーとは名ばかりで、ほとんど自由に采配を振る権限はないという。弁当の賞味期限前に見切ることもできなければ、指定された以外の商品も売ることもできない。もちろんニュースでもあるように営業時間も変更できない。これでは責任だけを負わされた名ばかり店長といっしょではないのか?

いや、まだ名ばかり店長は会社から給料を貰える。しかし、コンビニのオーナーは給料を払う立場である。そして、何の保証もない。これでは本部のために働き、本部のために搾取される、オーナーとは名ばかりの奴隷制ではないか?

といっても、まあ、本部と契約しておそらくそれをわかった上でコンビニのオーナーになったのだろうから、なんともいえないけど。

営業時間くらいは国が規制してはどうか?

それはともかく、今後、コンビニの深夜営業に関しては問題が噴出するような気がする。人材不足はもちろん、賃金が高騰していることもある。また、コンビニ本部はロイヤリティーの構造を変えることはないだろう。すると深夜に働く人材の確保などできるわけがなく、すべてはオーナーの負担になってしまう。

ヨーロッパのどこかの国では、日曜日はお店を休みにしろ、深夜営業は禁止という規制があると聞く。まあ、どこまで国が介入するかはわからないけど、ある種の規制をかけて深夜の営業時間の見直しを国が主導することも大切なのではないかと、ニュースを見て思ったしだいである。