文章を書くために大事な3つのこと

f:id:m-descartes:20190217190242j:image

レポートやブログなど文章を書こうとして、なかなか書き進められないことはないだろうか?そのような悩みを簡単に解決してくれる本を読んだ。

これなら書ける! 大人の文章講座 (ちくま新書)

これなら書ける! 大人の文章講座 (ちくま新書)

 

文章が書けないのには訳があって、以下のように3つのことを行うことにより文章がスラスラと書けるという。それでは文章を書くために大切な3つのこととは何か?

1.素材を集める

じつは文章を書けない理由は単純で、ゼロから書き始めようとするからだ。つまり、なんのネタもなく、あったとしてもしっかりと文章を書くために十分なネタがないから書けない。

なのでまず、しっかりとネタを集めることが大切だ。「これなら書ける!大人の文章講座」では「ネタ」のことを「素材」と言っているが、書く前に、書く内容が準備されている状態になるまで「素材」を集めることが重要だという。

「これなら書ける!大人の文章講座」の著者のエピソードとして、著者の幼稚園では、幼稚園に対する感想文を300字ほど親に課題として与えられるらしい。だけれど著者以外の親たちは、休みを潰してまで一生懸命書こうとしてもなかなか書けない。しかし、著者はなんと5分で書けるという。

著者と他の親との違いは何なのか?著者は幼稚園へ行ったとき徹底的に「素材」を集めるのだそうだ。建物、庭、グラウンド、他の幼稚園児たちの様子、先生たちの雰囲気、あらゆる思ったこと、感じたことを細かくスマホへメモしていく。そして、感想文を書くときにはそのスマホにメモした「素材」を組み合わせるだけで簡単に書けるという。

なので何らかのレポートなりブログなどを書くときには徹底的に「素材」を集める。そうすれば、うんうん唸りながら文章を書く必要はなく、「素材」を組み合わせるだけで文章が完成する。

それでその「素材」の集め方のコツは、「独自の事実」「数字」「エピソード」を中心に集めるといいらしい。

2.誰に書くのか?真の目的は何なのか?決める

次に大事なのは「誰に書くのか?」を決めることだ。そんなの当たり前だろう?と思われるかも知れないが、けっこう相手を想定せずに書いてしまうことが多い。

そして、誰に書くのかを決めることで「素材」の集め方も変わってくる。たとえば「料理ブログ」の文章を書く場合、20代の主婦に向けて書くのか、70代の年配の方に向かって書くのかでは、書く内容が異なるしその内容の素材も違ってくるわけだ。

そして書く「真の目的」を決めること。「これなら書ける!大人の文章講座」では、書く前からすでにわかっている文章を「表面上の目的」、その文章を読んで何を感じてもらいたいかというのが「真の目的」といっている。たとえば「料理ブログ」の文章を書くときに、料理について書くというのは書く前からすでにわかるから「表面の目的」だ。しかし、「忙しい20代の主婦に、こんなに簡単で栄養のある料理の作り方をしってもらいたい」というのが「真の目的」となる。

このように「誰に書くのか?」「真の目的は何なのか」を決めて素材を集め、文章を書いていくと書きやすいということだ。

3.形容詞を使わない

「これなら書ける!大人の文章講座」のなかで一番感心したのがこの方法だ。うまい文章は、巧みな形容詞の使い方にあると思っていた自分にとってめちゃくちゃ目から鱗だった。

それではなぜ形容詞を使ってはいけないか?文章を書くときに形容詞を使って表現しようとすると、言葉を生み出そう、思い出そうという意識が働いて書くのが嫌になり時間がかかるからだ。

ではどうしたらいいかというと、ここでも「素材」が大切になってくる。つまり、形容詞を素材に置き換えるのだ。たとえだ「寒い大地」と書くところを「マイナス5度の大地」と「マイナス5度」という「数字」に置き換えるだけで寒さも伝わるし、事実も伝わる。そして、「寒い」とか「極寒の」とか形容詞を考える必要もない。

このように形容詞を絶対に使わない!と決めると「素材」に目がいくようになる。それは形容詞の中身を書かなくてはならなくなるからだ。なのでやはり「素材」集めが重要になってくる。

文章は上手く書かなくてもよい

というわけで文章が全然書けないと悩んでいるのならば、それは単純に「素材」が足りない、つまり、ネタ不足の可能性が高い。また、誰に何の目的で書くのかも曖昧となっているのかもしれない。そこのところをキチンとすることで、スラスラと文章を書ける、と思う。

文章を書く前の流れとしては、まず「誰に書くのか」を決め、どう読んでもらいたいかという「真の目的」を定め「素材」を集める。「形容詞」は使わずに素材のみで構成された文章を書く。これでちゃんとした文章が書ける。

最後に著者がいうには文章をうまく書く必要はない、いかに伝わるか、読んでもらえるかということに意識して書くことが大切であると言う。

文章は読んでもらってなんぼ、伝わればそれでいい。その気構えがスラスラと文章を書くことを可能にする。