サバ缶ブームの記事を見て思い出したこと

東洋経済オンラインを見ていたらこんなニュースがあった。

toyokeizai.net

「サバ缶」が大ブームでめちゃくちゃ売れているらしい。ある水産加工業者はサバの売上が前年同月比、なんと50%もアップしているとのこと。また売れすぎて売れすぎて原料が足りないそうで、価格の高騰もすごいという。

実はこの記事が気になったのには訳がある。私の知り合いの小売業の社長が話しの流れで「サバ缶」が売れに売れていると言っていたからだ。ただ、仕入れ値の高騰も激しいらしい。

サバ缶は低価格商品から高級品へ?

もともと「サバ缶」は缶詰売り場の定番としてよく売れていた。そして「特売」商品、「目玉」商品として頻繁に使われていたという。以前であれば、定番価格として98円が主流。特売では78円とか68円で売り出されていた。それでも儲けが出たというからいかに安かったかがわかる。

しかし、サバ缶ブームが始まってからというもの、品不足になり売り切れるのは当たり前。それにともなって仕入れ値も高騰した。サバ缶ブーム前の定番の仕入れ値は約75円から85円くらいに収まっていたそうだ。それが今では安くても110円、高いメーカーのものだと150円はするらしい。仕入れ値でこれである。

昔は100円商材として親しまれたけれど、今はある意味、缶詰界の高級品になりそうだとぼやいていた。でもそれだけ価格が高騰したにもかかわらず、店頭での売れ数はますます増えているというから驚きだ。どれだけみなさん「サバ」が好きなんですか。不思議である。

サバ缶ブームの火付け役は「テレビ」

これだけサバ缶がブームになった理由だけれども、記事にも書いてあるし小売業の社長も言っていた。すべて「テレビ」が原因だということだ。「ためしてガッテン」などの健康番組がサバ缶ブームの火付け役。ブーム当初はこれでもかというくらいサバ缶に関連した放送をしていたらしい。

社長は怒りながら言っていたけれど、ある時「サバ缶」が体に良いという特集をテレビでしておきながら、社長の店には1個もサバ缶がなかったことがあったという。それも問屋から「サバ缶の特集がテレビであるから、たくさん仕入れておいたほうがいいよ」と言われていたにもかかわらずである。そういうことを言っておきながら、その問屋は「実はうちにはサバ缶の在庫はありません」だと。ふざけているとしか思えないと言っていた。

とまあ、私はサバ缶などほとんど食べないので影響はないけれど、みんな何かしら影響を受けているみたいだ。ちなみに「サバ缶」の何が体にいいかというと、栄養価が高い、手軽に買いやすいからしい。でもね、そういう商品はたくさんあると思うのだけれど、やはりテレビの影響はすごいなと思った今日この頃である。