宗教勧誘はきっぱりと断るべきだ。さもないととんでもないことになる!

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以前、キリスト教徒と思われる宗教の勧誘者が家によく来た。よく来るようになった理由は嫁にある。新築で家を建ててすぐ、最初に宗教勧誘者が来たときに嫁さんはまともに対応してしまったのだ。その場で「必要ありません」ときっぱり断ればよかったのだが、その宗教勧誘者が持ってきた冊子を受け取り、丁重に送り出してしまった。

それからというもの脈があると思ったのか、宗教勧誘者は月に2回くらい来るようになった。たまに嫁さんがいないときに私が出ると必ず決まって「奥様はいらっしゃいますか?」と言ってくる。明らかに嫁さんから籠絡しようとする作戦がミエミエだった。「嫁はいない」と言うとそそくさと帰っていく。

あるときも私が一人で家にいるときにその宗教勧誘者がやってきた。その時は久方ぶりの一人時間満喫で、ゆっくりとネットでエ◯ビデオ的なものを見ていたときだった。「ピンポーン」となったのでドアホンを覗いてみると、いつもの女性二人組だ。そのときばかりは私の楽しみを中断されたことにすごく頭にきた。女性が「奥様はいら...」と言おうとした瞬間、私は「いません!」と怒鳴った。

「ちなみにあなた達、キリスト教ですか?」と私は聞くと、向こうはびっくりしたみたいで「はいそうです」という。もうここではっきりと、もう来ないでくれというつもりで、「うちは仏教徒だ!日蓮宗だ!改宗する気はないし、来られるの迷惑だから2度と来ないでくれ」とはっきりと言った。

向こうはそう言われることには慣れているのか、ちょっと不気味な笑みを浮かべて「そうですか、わかりました」とドアホンに向かって喋った。その声を聞いたとき寒気が走った。なぜだかわからない。ちょっとした恐怖心が湧き上がったのかもしれない。すべてが不気味だった。それからというもの、現在に至るまでその宗教勧誘者たちは来ない。ただあのとき感じた不気味さは今でも忘れない。

そしてあるとき、ネットで紹介されていたこの本を読む。「カルト宗教信じてました」だ。

カルト宗教信じてました。

カルト宗教信じてました。

 

宗教やらカルトやらに全く興味のない私は、普通こんな本には手を出さない。しかし、あの出来事からちょっと興味が湧いたのかもしれない。一体あいつらは何者なんだ、あのとき感じた不気味さはなんなんだと、知りたかったのかもしれない。思わずアマゾンをポチッとしてしまった。

内容は漫画形式ですごく読みやすい。軽い漫画のタッチにもかかわらず内容はすごく怖い。ごく普通の家庭なのだけれども、あるとき作者の母親が「エホバの証人」という宗教に勧誘され、軽い気持ちで入っていったらどんどん洗脳されてどっぷりハマってしまう。 宗教に洗脳されていく過程は誰にでも起こり得て、誰もが洗脳されてしまいそうな感じで怖い。

子供であった作者も洗脳され、挙げ句のはてには宗教とは全く無縁であった父親までも母親を更生させることができず、最終的には認めてしまう。

これを読み終わったときゾッとした。あのまま嫁が宗教勧誘を断りきれずにちょっとした宗教の会合にでも出ようものなら、こんな目にあっていたかもしれないと思ったのだ。私がきっぱりと追い返しておいてよかったと、ものすごく安堵した。まあエ◯ビデオのおかげだけど。

それで追い返したときに私が感じた違和感は、やはりあの宗教勧誘者の、なんていうか念が伝わったのかもしれない。本に書いてあったけれど、じつはああいう宗教勧誘者たちは、本気で私達を救おうと思っているらしい。つまり、いつかくるであろう「アルマゲドン」にそなえて、その宗教を信仰すれば救われると深く信じている。だからその宗教に入るように勧誘し、信仰させることで救おうと考えているのだ。

だけれど本人たちが一生懸命救おうと勧誘するのだけれど、私みたいに無碍に断る奴らがいる。そうすると、宗教勧誘者たちは断った人たちをものすごく憐れみの目で見るのだ。「アルマゲドン」がきたら滅びる運命にある人たちなんだ、かわいそう、と考えるらしい。

そう、私が断ったときに感じた違和感は、あの宗教勧誘者たちが私を哀れみ、可愛そうなやつだという目で見たからかもしれない。今思うとそういう目だった。そしてあのとき浮かべた宗教勧誘者の笑みは、あなたは救われない「ざまあみろ」という意味だったのかもしれない。そういう理解不能な精神を持ち表現した宗教勧誘者を目にしたことで、私は無意識に恐怖を感じたのだろう。

ある意味、よい経験をしたのかもしれない。ああいう勧誘はきっぱりと断らないと、とんでもないことになることを知ったからだ。子どもたちにもちゃんと伝えていこうと思う。断るべきときはしっかりとはっきりと断れてと!父さんみたいに変なきっかけがなくてもはっきりと断れと!