オセロに勝つために考えるべき2つのこと

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嫁が「オセロ」を買ってきた。仕事から帰ってくると座敷にポツンとあったので「オセロ、どうしたの?」って聞くと、「子供たちがテレビゲームで遊んでばかりいるから、いけないと思って買った」とのこと。よくわからない理由を聞いて「オセロ」もゲームじゃんと思ったが口に出さなかった。

食事のあと晩酌をしていると、嫁が「さ、オセロをするわよ」という。「え?今から?」もう夜の10時半なんだけど。いつも朝が早いので夜の11時半くらいには寝るし、もう半分酔っ払い状態なのでオセロなんてできるわけないじゃないですか!と思ったが、「わかったよ」ということでオセロをする。

じつは私、結構「オセロ」が強い。あとから述べるけれども、ある考え方を軸にオセロをしていくとあまり負けないのだ。嫁の実力がいかほどか知らないが、おそらくあまり強くないと思っている。なので眠いのと酩酊状態は嫁に対するハンデということで、改めて自分のオセロにおける戦略が正しいか確かめるべくオセロをする。

オセロ勝負の結果を先にいうと、私が42コマで嫁が22コマにより私の圧勝だった。勝負の時間はだいたい20分ぐらいだったと思う。そのあいだも私は焼酎を飲み続けていたので、後半は本当に酩酊状態。それでも勝てた。それではなぜ私は勝てたのか?私は2つの条件を戦略の要諦としてオセロをする。多分それがオセロに強い要因だ。

戦略① カドを絶対に取る。そのために「カド」の隣には絶対に自分のコマを置かないようにする。

オセロで勝つための一番の条件が盤のマス目の「カド」である。誰でもご存知のようにオセロの勝敗は自分のコマが多ければ勝ちだ。そのためにはいかに相手のコマを自分のコマで挟んでひっくり返すかが大切だ。しかし、オセロの「カド」は絶対にひっくり返すことのできない最強の場所である。そしてカドは、そこを起点に四方八方から相手のコマをひっくり返す要所ともなる。なので絶対にカドは取らなければならない。

それではどのようにカドを取ればいいのか?そのための条件として、カドの隣には3つのマスがあるのだけれど、ここには絶対に自分のコマを置かないように気をつけることだ。なぜなら、ここにコマを置くと相手がカドにコマを置くことを許してしまうからだ。それは単純な理由で、オセロのルールとしてコマを置けるのは相手を挟むことができる場所と決まっている。なのでカドを取るためにはカドの隣に絶対に自分のコマをおいてはいけない。逆にいえば、カドの隣にいかに相手のコマを置かせるかということが重要になってくる。

ということで第一の戦略としては、カドの隣には絶対に自分のコマを置かない、いかに相手のコマを置かせるかということを頭に入れてゲームをする。それだけでもオセロの勝率は上がるはずだ。

戦略② 中盤までは自分のコマは最小に、相手のコマは最大にするように自分のコマをおいていく。

この戦略はもちろん「カド」を取るためのものである。オセロのルールとして、自分のコマを置けるのは相手のコマを挟めるところだけといったが、その場合、自分のコマが盤上に少なければ少ないほど相手がコマを置く選択肢が少なくなってくる。その選択肢が少なくなった頃合いを見計らって、相手にカドの隣にコマを置くしかないようにさせ、自分がカドを取るように流れを作るのだ。

中盤まではお互いに中央を中心にコマの取り合いをするだろう。そのとき相手のコマを最も少なくひっくり返すことに集中する。一気に5コマひっくり返す場所があったとしても、わざと2コマしかひっくり返せないところに置く。そのようにしていくと、中盤ぐらいになると相手のコマだらけの盤上となる。「ヤバイ、負けるかもしれない」と思ってはいけない。自分は戦略としてカドを取ることに集中しているからだ。

中盤を過ぎたあるとき、相手は自分のコマが多くなったことに気を許すか、もうカドの隣に自分のコマを置くしかない状況に追い込まれるときが絶対に来る。相手は知ってか知らずかカドの隣に自分のコマを置き私のコマをひっくり返すときが必ずくる。

うちの嫁もそうだった。初回からバンバン攻めてきて、私のコマをひっくり返しまくる。つねに私のコマを多くひっくり返えせるところにコマを置いていく。中盤辺りになると嫁のコマだらけ。そんな状況でも私がコマを置くとき、嫁のコマをひっくり返すのに一番少ないところに置くものだから、嫁は叫び声を張り上げたくらいだ。「え!?そこに置くの?信じられな〜い」とものすごくバカにした感じで言ってきた。

しかし、私は虎視眈々と、嫁がカドの隣にコマを置くしかないように自分のコマを置いていく。バカにされようが、軽蔑されようがカドを取るという戦略を完成させるために中盤まで自分のコマが少なくても全然気にしない。

そしてそのときが来た!嫁は知ってか知らずか、カドの隣にあたるところに自分のコマを置く。嫁のコマは他にも置くところがあったのだけれど、おそらく自分のコマの多さにもう勝った気でいたのだろう、ちょっと不気味な笑みを浮かべながらそこに置いた。しかし、不気味な笑みを浮かべたのは私だった。そっと私はカドに自分のコマを置く。

そこからは私の快進撃が続く。終盤戦まで、まだ嫁のコマは多かった。しかしあるところから私が、残り3つのカドを一つづつ取っていくとあれよあれよという間に 嫁のコマがひっくり返っていく。そのときの嫁の顔が笑顔から絶望へいたる変貌は今でも忘れない。

結局は中盤までどれだけ自分のコマが少なかろうと、カドさえ取ってしまえば一気に逆転できてしまうのだ。オセロにおけるこのキモを知っているか知らないかでは勝負に大きな差が出る。私と嫁のように。おそらく誰もがオセロにおいてカドを取ることは知っている。しかし、実際のゲームにおいてどのようにカドを取るかを戦略を立ててコマを置いている人はあまりいないと思う。今回の嫁のように。

ということで、そんなにオセロなどする機会はないかもしれない。しかし、ちょっとした暇つぶしにオセロをしたときなどは上記の戦略を思い出しほしい。相手はそんなこと考えもしないだろう。絶対に勝てる、と思う。

ただ、オセロのベテランはそんなことは承知だ。もしそのような相手と対戦する場合は、本当の知力勝負となる。私みたいに半酩酊状態では絶対勝てない。万全の体制を整えてオセロの対戦に望むべきだ。まあ、そんな人はめったにいないけど。